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東筑英語教室
You never know what is enough unless you know what is more than enough.
William Blake, "Proverbs of Hell"

洋書読解演習

一生自己革新していかねばならない知的創造者候補生たるもの、中高生のうちから志望にかなった勉強をしましょう。
洋書だから、学術書だからと恐れる必要はありません。読めるように指導するのですから、英文法的にも、概念的にも。
くまプーは小中学生対象。ほかは高校生対象。
学習プラン名学問系統該当学部使用書籍概略備考
Winnie the Pooh を読んでみようはじめての洋書挑戦なしA. A. Milne, Winnie the Pooh世界一有名なくま、プーのものがたり。その原書を読む。邦訳版タイトルはもちろん『くまのプーさん』(岩波少年文庫)。小3から中3対象。詳細ページへ
理系英作文の心得を知ろう理工志望者向理・工Pearsall, The Elements of Technical Writing理系英作文の普遍的な心得を学ぶ。数式、化学式などは出てこないので専門知識は不要。情報はどう示せば正確に伝わるかという話。詳細ページへ
ドラッカー読解演習マネジメント志望者向理工・経Drucker, The Daily Drucker万人のための帝王学とも称される、ドラッカーの金言を読む。使用書籍の邦訳版タイトルは『ドラッカー365の金言』(ダイヤモンド社)。詳細ページへ
エイチスン読解演習語学志望者向外・文Aitchison, Linguistics一般向け知的読物としても定評のあるエイチスン教授による言語学入門書を読む。使用書籍の邦訳版タイトルは『入門言語学』(金星堂)。詳細PDFへ
英詩読解演習語学志望者向外・文平井正穂編、『イギリス名詩選』硬直した文法規則を超える自由な意味生成と流麗な音韻からなる、クリエイティヴな言語表現の世界を体感する。詳細ページへ

読解演習の授業手順

「知識労働者」なる概念の生みの親、ドラッカーはこんなことを言っています:

知識社会の中心
教育こそが、知識社会の中心となり、学校がその鍵を握る組織となる。

歴史を振り返ると、5から7年の徒弟期間を終了して技芸を習得した職人は、生涯使う必要のあるすべてのものを、18歳か19歳までに習得し終えた。今日では、新しい職に就くには相当の正規教育と、理論的ならびに分析的知識を獲得し応用する能力が必要である。新しい職に就くには、仕事に対する従来とは異なる姿勢、異なる考え方が必要だ。なによりも、継続的に学習する習慣が必要となる。
 万人に必要な知識の組み合わせとはどのようなものだろうか。学習と教育における「質」とは何だろうか。こうした問題はすべて、本質的に、知識社会の中心的懸念であり、中心的政治問題である。実際のところ、知識社会の政治においては正式な知識の獲得と分配が、資本主義時代と呼ばれることになった2、3世紀間に資産と所得の獲得が占めていた位置を占めるようになると予想するのは、ばかげたこととはいえまい。

行動目標:学習を生涯の習慣にしなさい。

Drucker, The Daily Drucker, 2004, New York: Harper Collins, p.143
製造業のパラドックス
はるかに少ない労働者で、はるかに多い生産高を得るにはどうすればよいか。

2020年についてもっとも信頼できる予測によれば、先進国における製造業生産高は、少なくとも2倍になるが、労働力全体に占める製造業雇用の比率は10から12%程度まで縮小する。製造業を変え、生産性を激増させたのは、「細身の製造業」のような新しい概念だ。情報と自動化は製造業に対する新しい考え方に比べれば重要度が低い。この新概念は、80年前の大量生産の出現に匹敵するほどの大革新だ。
 富と雇用の創出者としての製造業の衰退は、不可避的に、新しい保護主義を引き起こす。これはかつて農業で起きたことの繰り返しだ。農業関係の有権者が少なくなればなるほど、「農業票」は意味を重くしてゆく。どこの富裕国でも、農業関係者は数が減るにしたがって、不釣り合いに強大な影響力をもつ特殊利益団体に統合されていった。

行動目標:あなたの企業の製造部門あるいは営業部門における、一人あたり生産高の成長率をはっきりさせなさい。あなたの組織は製造業のパラドックスを体験しているか。製造部門の余剰労働力を再教育する計画を推奨しなさい。

Drucker, The Daily Drucker, 2004, New York: Harper Collins, p.146
自己更新
「君は君のなにを覚えていてもらいたいか」

私が13歳の頃、感化力の強い宗教の先生がいた。その先生はある日、生徒たちのただ中を歩きながら、一人一人に次のような問いかけをした。「君は君のなにを覚えていてもらいたいか」。もちろん、誰も答えられなかった。すると、先生は小さく笑ってこう述べた、「今すぐそれに答えられる人間であって欲しかったわけではない。でも、50歳になってもまだそれに答えられないようなら、君たちは人生の時間を無駄にしたことになってしまうね」
 私はいつも問いかけている:「あなたはあなたの何について覚えていてもらいたいか」。これは自分自身を更新させる問いだ。なぜならば、それは自分自身を別の人格――自分がなり得る人格――として観察する契機になるからだ。あなたが幸運ならば、道徳的権威を持つ誰かがその問いをあなたの人生の十分に早い時期に問いかけてくれるだろう。その結果、あなたは人生の過程全体を通じて、その問いを問い続けるだろう。それは、あなたがあなた自身を更新するきっかけとなる問いだ。なぜなら、それはあなた自身を別の人格――あなたがなることのできる人格――として観察する契機を与えてくれるからだ。

Drucker, The Daily Drucker, 2004, New York: Harper Collins, p.176
仕事の目標と展望
「音楽家としての全生涯をかけて、私は完全性を求め努力した。だがいつもそれは私の手を逃れた。私はいつも、もう一度やってみるという義務を負った」

私はこの言葉を忘れたことがない――この言葉は私に消えることのない印象を刻みつけた。その言葉と出会ったのは18歳の時だったが、ヴェルディは私と同じ年の時、すでに熟達した音楽家であったのだ。一方の私はといえば、綿織物輸出で成功を収められそうにないということ以外、その時点では自分がどうなるのか皆目見当もつかなかった。18歳の私は、18歳の人間がとりうる最大の程度で未熟であり、青二才であり、世間知らずであった。私が自分の強みと自分の帰属を本当に悟ったのは、それから15年後、30代前半になってからだった。だがそのとき私は決意していた。自分の生涯の仕事がなんになるのであれ、ヴェルディのことばを自らの導きとしようと。年寄りになっても、進むことをやめまい、進み続けるのだと。そしていつしか、わかっていたことではあるが完全性が絶えず私の手を逃れるものであっても、私は完全性を求めて力を尽くすようになったのである。

Drucker, The Daily Drucker, 2004, New York: Harper Collins, p.190
進歩のための提携
法的な視野ではなく経済的連鎖全体を視野に収めるような新しい想定に、経営の実践が基づくようにならなければならない。

世界各地における事業の成長と事業の拡大は、ますます、吸収合併や現地での完全新規事業立ち上げから出発するものではなくなってきている。これからはいっそう、提携、共同経営、合弁事業、その他あらゆる種類の、政治的司法権区域をまたいだ組織との関係に、基礎を置かざるを得なくなっていくだろう。ますます、法的ではない、そしてそれ故に政治的な単位ではなく、経済的単位であるような構造を基盤とすることになるだろう。
 これからは単純明快な所有や命令系統といったものよりもあらゆる種類の提携関係が基礎になってくるのには、多くの理由がある。最も説得的な理由の一つは、グローバルな世界経済と、分節化された世界政治区域と、同時に両方を意識して営業していく必要があることだろう。この問題に対して、提携は完璧な解決策ではない。だが少なくとも、経済単位が法的単位ではなく、共同経営、提携、合弁事業などといった、政治的法的外見が経済的現実から切り離されうるような関係性になっていけば、経済的現実と法的現実の対立齟齬は大いに軽減されるはずだ。

Drucker, The Daily Drucker, 2004, New York: Harper Collins, p.384

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